■女性市場攻略(三菱総合研究所 阿部淳一氏の講演紹介)
- 2018年8月8日
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阿部氏が執筆責任者となっている著書『女性市場攻略法』を拝読した。
まず驚いたのは、お酒好き男性の象徴という印象があったウコンエキス、
実は利用率は女性が男性を上回るという事実である。
そして本書の冒頭には、これまで「男性向け」と思われていた市場に、女性が参入し、
停滞が予想されたマーケットが活性化する、との記述がある。
そんな市場の変化が、今、起きつつあるようだ。
また「男女の垣根」は従来の「男らしさ、女らしさ」といった固定観念が形作ってきたもので、消費者としての女性に提供されるモノ・サービスの多くは、「男性から見た’’女性の求めているモノ・コト’’」に留まっているとの記述もある。
確かに、身の回りの状況などを見渡しても、そのような状況や事例が多く存在する。
三菱総合研究所のアンケートによると、女性市場に取り組み成果を出していると答えた企業の割合は14%にととまるようで、女性は、社会が作った「女性向け」「女性らしさ」から脱却しようとしている。
しかし社会は、今の女性の真の姿を捉えきれておらず、女性のニーズを満たしきれていない。市場が追い付いていない状況である。
「年代」だけでなく、多様なライフコースを踏まえた製品やサービスの提案、そして情報の収集や情報の発信や接点の持ち方などに工夫が必要で、彼女たちの行動を錯覚すると市場攻略はおぼつかない。
三菱総合研究所が2011年8月末に開始した「生活者市場予測システム」は、女性主導の消費の意外な因果関係、知られざるマーケットを明らかにするもので、
3万人、2千設問という、かつてない日本最大規模の生活者情報の分析にもとづく、多くのマーケティング関係者にとっても有益な情報の提供に止まらず、
シングルの「住まい」のニーズが変わるサービスを増やし来店頻度を高める(コンビニ)、「女性用」を売りにしない(一眼レフカメラ)、 祖父母を巻き込み「三世代」需要を獲得(テーマパーク)、
所有からシェアへ(エアークローゼット)など、 女性駆動の市場を攻略するための方策などの提供を期待している。
本講演ではライフコース選択に伴う時間意識と家族意識の違いに着目し、これからの女性マーケティングのあり方を明らかにして頂く。


















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