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選考理由

​本防護服は、東レ(株)独自の不織布「トレミクロン®」を使用し、補強生地にスパンポンド生地を積層したことで、通気性と透湿性並びに耐久性を兼ね添え、防塵防護や化学防護に優れた防護服であり、熱中症対策としても期待される商品である。
 商品開発においては、エレクとレット(電石)生地である不織布「トレミクロン®」を防護服に使用するとの発想のもと、「トレミクロン®」の持つ通気性と粉塵防護性に着目し、化学防護服の生地性能を達成するために「トレミクロン®」の性能を損なわない補強生地として、低目付のスパンボンド不織布を選定し、最適化を図っている。また、暑熱対策効果を示す評価方法として、KES-F7を用いて濡れた生地の蒸発熱抵抗を測定することで、熱ストレスに与える影響を評価する方法を新たに考案し、生地の最適条件を探求しており、人工気象室での着用評価も同時に行い、官能評価でもその効果が確認できている。
2017年に防護服ブランド「LIVMOA®」3000を立ち上げ、「LIVMOA®」2000、「LIVMOA®」4000ASシリーズとグレードを順調に拡大し、海外への展開も今後期待される。
 不織布「トレミクロン®」の特徴を活かし、従来の防護服にない通気性と防護性を両立した防護服として、機能性に優れた着用者(作業者)のニーズに応えた商品であり、消費科学的見地からもフロンティア賞に相応しいと判断した。
以上のことから、「日本繊維製品消費科学会、消費科学フロンティア賞に値する」と認められ、ここに贈賞する。

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