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​「人工皮革・合成皮革」入門

講師:名古屋女子大学短期大学部教授 榎本 雅穗

1.人工皮革・合成皮革の構成  

  まず、人工皮革・合成皮革・塩ビレザーの違いとそれぞれの構成について、写真による解説と、製法解説の両面から行います。

 また、一般的な生産量と使用用途についても解説します。

 次に、実際に実物を手にすることでこれらを確認し理解を深めます。 

 

2.ポリウレタン樹脂の組成・物性・劣化と耐久性評価方法

  まず、人工皮革・合成皮革に使用されるポリウレタン樹脂の組成と、組成に応じた物性と劣化について解説します。

 次にこれらを評価する促進試験方法について解説します。

 ここでは、用途別に開発された人工皮革・合成皮革について、現物を手にして頂き、その違いについて理解を深めると同時に、人工皮革・合成皮革でのトラブル例も挙げ解説します。

受講者の感想(抜粋)

(2014年~)

  • 実際のラボで行う際の実験操作の動画が非常に参考になりました。

  •  天然皮革と人工皮革の違いからテキストを見ながら大変参考になりました。表面と断面と説明がありましたので私としては分かりやすかったです。特に動画につきましても大変貴重で有難かったです。

  • この講座では人工皮革や合成皮革の定義から、どのような工程を経てどのような特徴のものができているのかということを写真や図で解説されていたので初めて学ぶ内容でも理解がしやすかったです。また、近年では環境に配慮した素材に関心が高まっていますが、人工皮革・合成皮革においても環境に対応した製造方法があるのだということがわかりました。文面ではいまいち理解しづらかったのですが、最後に見た動画でイメージができたので良かったと思います。

  • 人工皮革と合成皮革の違いについて理解を深めることが出来ました.表面仕上げの加工法はとても興味深く,講義中に用いられた皮革断面の写真も分かりやすかったです.実際に皮革の断面をルーペで観察する事で,使用用途に合った加工がされていることを実感できました.

  • 内容は大変わかりやすく,適度に詳しいお話で,聞きごたえがありました.また,口調がはっきりしていてテンポも良く,1日という長時間を感じない講義でした.全体にとても良かったです.

  • 本を拝見しただけではわからなかったところを,実際ルーペで観察しながら,解説をしていただいたおかげで,人工皮革や合成皮革の理解が深まった.意外にルーペでも大まかに構造が見えるのは驚きだった.様々な人工/合成皮革を触って比較して,加工性(樹脂設計)の自由度もよくわかった.

  • とてもわかりやすい説明ありがとうございました.文献を読んでもわかり難いところが,実物をみながら,写真も多く,細かいところもわかりました.断面の写真はなかなか見ることができず,自分でも撮ることができなかったので,いい経験をさせてもらえました.

  • 今回初めて人工皮革・合成皮革についての講義を受けました.人工皮革・合成皮革の知識がないなかで大変分かりやすく受ける事が出来ました.実際に触ってみることが出来るのも分かりやすかったです.

  • 初めて参加させていただきました.ペースも,声も,とても聞きやすい授業でした.ただ,私が専門用語がわからない所が多くて,内容をすべて把握するのには時間がかかりそうです.お借りしたテキストも,とても興味がわきました.購入して,じっくり読みたいと思います.

  • 途中で見本を見せていただいたりイメージしやすい例えを挙げてご説明いただけたので,とてもわかりやすく,また,楽しい講座でした.評価するうえで判断するポイントも教えていただき基礎を勉強できました.1日の講座でしたが,時間がたつのが本当に早かったです.

  • 人工皮革・合成皮革,PVCレザー,見分けが付かなかったのが,この講演会に参加することにより,整理が付いた様に思います.

  • ​ここまで分かりやすく専門的な内容を含んだセミナーは少ないと思います.本も有用なものになりそうです.

  • 身近な例え話などを交えて話していただけて、大変理解しやすかった。また、質疑応答での化学的な説明も分かりやすかった。

  • 講義内容としては非常に充実しており、講師の榎本先生の知識量もすごく参考になった。質問に対する返答もよく分かるものであった。

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