「快適性」入門
1. 衣服の快適性と環境、温熱生理 講師:文化学園大名誉教授 田村 照子
気候に応じた衣服の快適性を追求する上では、まず環境とヒトの温熱生理反応との関係、ヒトの寒暑感覚や蒸れ感覚の受感メカニズム、快・不快とヒトの行動との関係等への理解が求められる。
本講座では、入門編として、これらの基礎を解説するとともに、スキンモデルや発汗サーマルマネキン等による快適衣服開発のための物理的手法について紹介する。
2. 快適性商品開発の手順と感覚計測技術 講師:元東洋紡績㈱技監 原田 隆司
快適性の主要因について述べ、それぞれについて感覚として捉えられる量を機器により
計測する感覚計測技術を説明するとともに、快適性商品の開発事例を紹介する。
また消費者の要求品質を把握するための手法としてSD法についても述べる。
受講者の感想(抜粋)
★講師:田村照子先生 (2014年~2017年)
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今まで生理学を学ぶ機会がなく、生理学と温熱的な快適性の関連性の講義が聞けて、勉強になりました。また、先生が実際に取り組まれている実験も教えていただけたので、興味深く感じました。
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田村先生の内容はとても勉強になる内容が多く、全て知識として身につけるべき事柄だと感じました。今回の講座の内容でも、現在自分が仕事をしている中で困っていた点に関してデータを示してくださる箇所があり、とても助けていただきました。
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広く快適性について受講していたが、今回、温熱だけでもかなり奥深い研究があってとても驚きました。本日聴講できた内容を実際の研究に反映させていきたいと思います。
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外部の環境に対して、人体がどのように反応するのかを精査することで、快適性を実現できるような製品開発へのヒントが得られると感じました。人体の生理反応について、多くの事例を交えながら説明していただき、とても興味深い内容でした。
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温感、冷感に関する開発をしていくにあたり、キーポイントがいくつか分かりました。
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2時間30分がとても短く感じるほど、とても興味のあるお話でした。生理指標を使用した評価のお話をもっと聞きたいです。論文などで勉強させていただきます。
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論理的に分かりやすく楽しく講義を聴かせていただきました。人体にメカニズムを受講させていただいたのは初めてであり、開発の奥深さを痛感しました。
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お歳を感じさせないユーモアのある講義をありがとうございました。
★講師:原田隆司先生 (2014年~2017年)
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快適性は感性とは異なるということが新たな発見でした。今後、快適性を追求する上で、目的や題を明らかにし、研究を行っていきたいと思いました。
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原田先生の経験に基づいた製品開発の取り組み方を学ぶことができ、非常に有意義な時間となりました。今回得たことを今一度、自分の仕事内容と照らし合わせ、仕事の正当性というのを考えたいと思います。
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文献や資料であると抽象的であった用語を具体的に説明して頂き、理解が深まりました。感性をどのように見えるようにするか、具体的な取り組みが分かって非常に参考になりました。
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基本的なことを詳細に説明していただけたので、とても分かりやすかったです。現在行っている商品化をする前の評価に関する内容を、改めて見直すことができました。
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貴重な開発のご経験を交えたお話を、ありがとうございました。今後も最終ユーザーの人物像、ターゲット、目的を明確に、商品開発を行っていきたいと感じました。
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製品を評価する上で重視しなくてはいけないことを分かりやすく説明していただき勉強になりました。基本的なことで、評価方法を検討する上で大事な根幹だったので、自社の快適性評価開発に活かしていきたいです。
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基礎のお話から、研究された多くの論文に基づくお話、開発された商品が何に基づいて開発されたのかまで、貴重なお話をありがとうございました。